みやびんの日常

日常のどうでもいい話をぶつぶつ言います。たまに、胡散臭い話もします。

水樹和佳子 イティハーサ3

続きです。

一方、タカヤは、善神 リッソンの兵士である、腕の立つイチロウタ(悪神の元から逃げ出してきて善神についた)や、カツラという女性の元で、武術を学び、とてつもなく強くなってしました。
トオコと、彼の兄がわりで一緒にトオコを育ててくれたアオヒコを守る為に、強くなろうと決心し、厳しい鍛錬にも耐え抜き向かう所、敵なしの状態にまで強くなったタカヤ。

ある日、隠れていた場所が悪神の兵士たちに見つかり、先に書いたようにトオコは殺されてしまうのですが、トオコが殺されたショックで茫然となり、タカヤも切られて深手を負いました。
とうてい助からないような傷で、敵も殺したと思っていたのですが、タカヤは生きていました。

そこへ、タカヤを探しに来たヨオコ(トオコ)がやってきます。
宝物のように大事に育て、大切にしてきた妹を殺したヨオコを、タカヤは怒りにまかせて殺そうとします。
「私はトオコなの!」とヨオコは叫びます。
到底、信じられない、タカヤが育てたトオコは死んだのに、何を言っているのかと。
ヨオコは、泣きながら「タカヤとトオコ、二人しかしらない子守唄」を歌いながら訴えます。
「ヨオコの体の中にいるトオコを見つけて」と。
タカヤはヨオコを抱きしめて号泣しました。

確かに、信じられない事だけど、トオコはヨオコの体の中で生きている。
でも、この体は自分が育てたトオコの体ではないという複雑な心境になります。

ここで、ヨオコ(トオコ)は、それまで一緒に戦ってきた幼馴染のようなカイを守る為に、悪神の元に戻ります。
悪神の元では、ペアを組まされており、片方が逃げ出した場合、組んでいたもう一人は殺されてしまうからです。
ここで、ヨオコ(トオコ)とタカヤは別れました。

タカヤは悪神との闘いの日々に戻りますが、ある日突然、背中にコブができ、それが割れて、中から「羽」が出てきました。
そのコブの割れる壮絶な痛みに耐えられず、命を落とすこともあるという、謎の羽。

実は、タカヤは、不二の村を作ったクストと同じ「塵と消えた大陸 アスカ」の生き残りの子孫でした。
アスカは、科学技術が発達しており、動物と人を混ぜ合わせ、遺伝子操作により生み出された生物兵器「ママナ」を生み出していたのです。
年月がたち、生き残ったアスカの人々は、普通の人々と交わっていく事で、動物の要素が出る子供は少なくなりましたが、たまにタカヤのように羽が生える者や、背中にたてがみがある者、大人になってから全身に鱗が生える人などがいました。

タカヤは、また強靭な生命力で復活し、背中には天使のような羽が生えている状態になり、飛べるので戦闘能力も飛躍的にアップしたのでした。

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「突然、塵と消えた大陸」は、実は、もうひとつあり、ムウという大陸でした。
ムウは、宗教(精神性)が発達していた世界でした。

双方の大陸は、結界で閉じられており、行き来はできませんでしたが、アスカは科学技術によって、ムウはサイキックな能力によって?各々の実態は把握されていました。

クストは、両性具有です。見た目は若いのですが、実はとんでもなく長命のママナでした。
科学により滅んでしまったアスカから見ていて、ムウこそが、理想の世界と思っていたので、アマネと共に「宗教による完全に平和な村」を作ったのです。

つづく・・・

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