みやびんの日常

日常のどうでもいい話をぶつぶつ言います。たまに、胡散臭い話もします。

水樹和佳子 イティハーサ4

続きです。

善神 リッソンは、外国で龍に乗った謎の若者(ヤチオウ)が、善神、悪神の区別なく消滅させているという事(通常、ヒトは神を殺せません。神は神を消滅させる事ができ、力の強い方が弱い方を消滅させることが出来ます)

また不二には桃源郷としか呼べない村があるという事をタカヤに伝え、不二に行く事を勧めます。
そして、そこでどうするか、何をするかは、タカヤの判断に任せると。

リッソンは、この戦いは何の為なのか。自分はなぜ存在しているのか。
その謎は、永久蛇(トワダ)山にあるらしいという事で、タカヤや兵士達と別れて、トワダ山に向かう事になります。
この時リッソンは、タカヤに自分の「神名(カムナ)」を授けました。
カムナを知るという事は、その神を支配できるというものです。

ある日、アマネの使いである、カグヤという善神がタカヤの元に現れます。
結界の森に入ってくる悪神の兵士達を排除して欲しいと。
悪神たちも不二を目指し、つぶそうとしていたのです。

タカヤは、行く事を決め、村を守る剣となる事を決心します。
村を守る剣となる事を決めたタカヤですが、日々、悪神の兵士達を殺していく事に心身ともに疲労していた所で、クストに「殺すことが苦にならないよう」「トオコという存在を忘れるよう」強烈な暗示をかけられます。

隠密行動をしていたトオコですが、当然バレていてい、善神 アマネに捕えられます。
トオコは、アマネに自分に帰依するように説得されます。
でも、トオコは拒みます。

「私はここでは暮らせないのです。ここで暮らすことは、私の半身の御霊を葬ってしまう事になるからです」
「私たちはすでに私たちではなく『わたし』なのです。私は私である事を受け入れました」
「私である事の希望と絶望の両方を・・」

「だから選べないのです。亞神の世も威神の世も・・」

善神 アマネはトオコを霊力で眠らせ、こう言います。
「選べないのではなく、選ぶ必要がないと・・そう言ったのです。はじめて・・恐怖を感じました」

タカヤは眠らされた状態のトオコを抱きしめて(トオコと再会した事により暗示は溶けています)言いました。
「トオコ・・兄妹・・やめようか・・・」
意識がないのに、トオコの頬には涙が伝わりました。

一方、悪神たちとその兵士たちは、不二の村へ集結していました。
クストは結界を広げ、タカヤが応戦します。
タカヤは、唯一、ヒトでありながら、神を切れる(消滅させられる)存在になっていました。

その戦いの様子を見ながらトオコはつぶやきます。
「ひとつの幸福」「ひとつの道」「ひとつの祈り」
「そう・・・ここ(アマネの護る不二の村)には、ひとつの答えしかないのです」

また結界の外で戦っていたタカヤは窮地に立たされます。
そこへ、悪神のリーダーであるキユウがやってきました。
キユウに殺されると思った瞬間、キユウが消滅させたのは、他の悪神でした。
「なぜ助けたのか」という問いにキユウが答えます。

「時に威神を・・時に亞神を・なぜあのもの(龍に乗った謎の若者)は、ちりとなしたのか」
「亞神と威神の均衡を保つためではなかったのか」
「だとしたら、このように私とアマネが残ることを望んだのです」

「どちらかを選ばせるために」

そして言います「わたくしの望みはただひとつ・・『知ること』です」

つづく・・・

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