みやびんの日常

日常のどうでもいい話をぶつぶつ言います。たまに、胡散臭い話もします。

LUCY/ルーシー

2014年公開 フランス

これねぇ。公開当時、劇場に観に行こうかどうしようか迷っているうちに終わってしまって、先ほどWOWOWで録画したのん観ました。

あらすじ
ひょんな事からマフィアの麻薬取引に巻き込まれ、体内に新種の麻薬を埋め込まれて運び屋にされるルーシー。
この麻薬を狙う他のマフィアにお腹を蹴られるなどの暴行を受けた際、埋め込まれた麻薬の袋が破けて、麻薬がルーシーの体内へ吸収される。
通常なら死んでしまう量だが、ルーシーはこの麻薬と適合してしまい、脳が驚異的に覚醒していく。
脳が覚醒していくのと反して、人としての感情や痛みは消えていく。

というのが、大雑把なあらすじです。
予告編を見た時に、超能力が覚醒した女性が悪者退治して大暴れするような映画だと思ってました。
全然違ったw

まず、中途半端に脳科学に興味のある人は、面白いと思います。
(完全に脳科学を熟知している人は、矛盾点とか見えてしまって、ムリじゃないかな)
普段から「人とは?生きるとは?なんぞや?」と、禅問答みたいのんが好きな人も面白いと思います。
よって、私はすっごい面白かったです。

今わかっている脳科学の理論を忠実に取り入れようとしているんだなという監督の意図は、観ていて伝わりました。
それが正解かどうかなんて、もちろん現代ではわかりませんが。
重力すら、何であるのかわかってないんだもんね。

友達が前に言ってたんだけど
「今使われてる脳の領域のパーセンテージが上がると、壁抜け(肉体を持ちながら壁を通り抜けられる)とか、できるらしいで」

この友達はとても現実的で地に足を着けて生活している相方ですが、これを聞いて
「あー、なるほど。あるかもしれんな」と、私は思いました。
彼女の旦那は
「あるわけないやろ!!そんなん絶対ないわ!!」と言っていたそうで、彼女は
「あの人は、仮にそのパーセンテージが上がっても、壁抜けできひんわw」と言っていたのを思い出したw

これも前にテレビで見たんですが、超記憶という、すべての出来事を記憶してしまう脳みその持ち主が、世界に何人かいるそうです。

通常、人が何かを記憶する時は、感情と出来事をセットにして覚えているそうです。
すごい楽しかった→いついつに行ったバーベキュー→その時にいた人達
などが、セットになっているわけですね。

実は、すべての出来事は、脳に記憶されているけど、それらすべてを覚えていると、精神が耐えられずに、パンクしてしまうらしい。
ので、「忘れる」というのは、その人格を守る為に防衛的な役割をしているんじゃないかと思います。
(忘れるというのは、脳の神経回路が、その記憶に繋がりにくくなっているだけで、頑張って思い出そうとすれば、神経回路が繋がり記憶は甦る・・んじゃないかな。詳しくはわからんけど)

テレビに出ていた超記憶の持ち主の1人は、この「感情」が記憶のセットに入らない方式でした。
よって、その方は「すべての出来事を鮮明に覚えている」んですが、精神的にも何の問題もなく、普通に生活されてました(ように見えました)

一方、感情もセットで記憶している超記憶の方は、とてもじゃないけど取材など受けられないと、取材には出てきませんでした。
精神的に明らかに不安定になっているそうで「そらそうだろう!!」と脳科学素人の私ですら思いました。
自分の身に置き換えて考えてみると、多分、ムリ。壊れるw

そこでふと思うわけです。
「なぜヒトは、明らかに分不相応に見えるような巨大な記憶装置を頭に持っているのか」

脳みその使用領域については、10%しか使われてないとか、いや30%だ、いや実はすべて(100%)使っているとか、これまたまったく解明されてないのが現状です。

そんな不思議な脳について。
こんな可能性もあるかもしれない。と、リュック・ベッソン節で描いているのが、このルーシーという映画なのでした。

ルーシー役のスカーレット・ヨハンソンが、ピッタリはまり役ダナーとオモタ。
脳科学者役にモーガン・フリーマンが出てますが、これまたいい味出してました。

脳科学に興味のない人は「トランスフォーマーを観る感じ」で観ると面白いかもしれませんw

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