みやびんの日常

日常のどうでもいい話をぶつぶつ言います。たまに、胡散臭い話もします。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

2014公開 イギリス/アメリカ

難しそうな話だけど、きっと面白いだろうなと思ってWOWOWで観ました。

あらすじ

第2次世界大戦時、ドイツの世界最強の暗号エニグマを解き明かした天才数学者アラン・チューリングの波乱の人生を描いた伝記ドラマ。
劣勢だったイギリスの勝利に貢献し、その後コンピューターの概念を創造し「人工知能の父」と呼ばれた英雄にもかかわらず、戦後悲劇の運命をたどったチューリングを、ベネディクト・カンバーバッチが熱演する。
監督は『ヘッドハンター』などのモルテン・ティルドゥム。キーラ・ナイトレイをはじめ、『イノセント・ガーデン』などのマシュー・グード、『裏切りのサーカス』などのマーク・ストロングら実力派が共演。
シネマトゥディより

感想
現代のコンピューターの原型を作った人だったんですね・・。
コンピューターといえばアメリカというイメージがあったのは、イギリスが彼の存在・功績を極秘にしていたからなんですね。
没後50年たって、当時の首相が正式に謝罪。
2013年にはエリザベス女王によって名誉は回復されているそうです。

作中では、彼が暗号解読をするために作ったマシンを「クリストファー」と名付け、呼んでいましたが、本当はボンブという名前で、大戦前からあったそうです。
そこは映画なので、初恋?であり唯一の親友で幼くしてなくなってしまった友人の名前をつけたというのは、演出上、ウマイなとオモタ。

実際に戦地で戦闘している兵隊だけでなく、こうやって裏側で戦っていた人達もいたんだ。と、いろんな視点から色々と考えさせられる映画です。

悲運と言われるているのは、彼がゲイであったため。
当時のイギリスは、ゲイはわいせつ罪にあたり、バレたら刑務所行きか、女性ホルモン投与による強制的な去勢という今では考えられない刑罰がありました。

アランは研究を続けるために、ホルモン治療を選択しましたが、その1年後(1954年)自宅で青酸カリが塗られているリンゴを食べて亡くなりました。
享年41歳。
自殺とされています。
※青酸カリが自宅にあったのは、食器をメッキ加工する趣味があったのと映画『白雪姫』を見た直後の彼が「魔法の秘薬にリンゴを浸けよう、永遠なる眠りがしみこむように」と言っていたのを耳にしており、白雪姫のワンシーンを真似てこのような死に方をしたのだという。ウィキペディアより

真っ先に思ったのは
もし。彼があと40年生きていたら。
コンピューター先進国はアメリカではなく間違いなくイギリスになっていただろう。
コンピューターの進歩も、もっと凄い事になっていただろうな。

この前、グーグル傘下の会社が開発した人工知能が碁で人間に勝ってたけど、それももっと早くに実現していたかもしれないですね。

しかしグーグルは、やはりスカイネットみたいになる気がしてならない^^;

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