初版は昭和52年‼️43年前?!
原作は未読です。
これ…確か…(記憶を遡り中)
小学校高学年か中学の時に、ジャケ買いならぬ、題名買いしたんじゃなかったかな。
内容はドSF。
もー全然意味はわからなかったけど、衝撃だけが残ったと。
大人になって古本屋さんで見つけて以来、保存版です。
私のSF好きの原点的な作品かなぁ。
というか、後のSF好きを大量生産した金字塔的な作品やと思います。
内容は、当時の小中学生に分かるはずないな、と思いながら読み返しました。
ディラックの海という概念は、現在不要となっているそうですが。
その読み返しました当時いい大人だった私もよくわかってなかった。
最近、読み返してやっとわかりました(と、思う)
登場人物は、プラトン、阿修羅、シッタータ(釈迦)、ナザレのイエス、イスカリオテのユダ、弥勒などなど…超大物揃い(笑)
阿修羅ちゃんが…魅力的なんですねぇ。
ここでは少女のように描かれています。
内容の原点?は、多分
「人はなぜ、この世はなぜ、かくあるのか」
みたいなんと思います。
人類が知恵を持ってから、多分疑問に持ち続けたテーマでしょうかね。
「よくあの作品を絵にしたものだ」
みたいな事を、原作者の光瀬龍さんのインタビューかなんかをどこかで読んだ記憶があります。
「なぜこうであるのか」
という疑問は多分、永遠に解けないんでしょうけど。
なるほど、これもありかもしれない。
なんて思っちゃう。
ザクっと書くと、神とか創造主とかの世界の存在が、人類が知恵を持ち始めて進化したら、自分たちを脅かす存在になるかもしれない。
だから、予め、進化の段階で「滅び」をプログラミングしておいた。
生き物から文明から宇宙から全てに。
それをずっと見てきた、また別の存在は、それを阻止するための戦士(プラトン、阿修羅、シッタータ)を守ってきた。
結局、「滅び」は止められませんでした…。
でも阿修羅ちゃんという「希望」は、残りました。
新たなる百億の昼と千億の夜に向けて…。
という所ですかね(笑)
とにかくスケールが大きい作品です。