みやびんの日常

日常のどうでもいい話をぶつぶつ言います。たまに、胡散臭い話もします。

映画:プライベート・ウォー ネタバレあり感想

実話系。
メリー・コルヴィンさんという女性の戦場ジャーナリストのお話です。

奇しくも今日2月22日は、コルヴィンさんのご命日ですね。
御魂が安らかでありますようにお祈り申し上げます。

「ここは冷気と飢えの街」、シリアで死亡したベテラン戦争特派員と若手写真記者 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

映画ではゴーン・ガールのR・パイクさんが主演されています。

2001年に内戦中のスリランカで爆撃にあい左目を失明。
この時の事でPTSDになりながら、復帰後も戦場に行き続けました。

2012年に発生したシリアの内戦を命懸けで伝えた方だったんですね。

戦場ジャーナリストがなぜ戦場に行くのか。
これを見て、行かないと分からない事がある、それを伝えなければ。という使命を持って行っているのだな、と思いました。

まずイラクの内戦は、アジアの片隅からみたら、とても入り組んでいて、ややこしくてわかりにくいです。

政府軍、反政府軍、IS、シーア派とか何とか派とか、もう色々と入り組みすぎてて、正直なところ、全然理解が追いつきません。

このイラクの内線が起きた時
「誰が(どの組織が)悪い?のか」が、多分わからなかったんだと思います。

コルヴィンさんは反政府側について取材をし「一般市民」が。罪もない女性や子供が政府軍によって攻撃されている。という事を、世に知らしめました。

この事を中継で伝えた翌日に、爆撃にあい亡くなったのですが、その時にイラク政府は「反政府軍の爆弾で死亡した」と発表しましたが、同行していた記者(映画ではカメラマンになってたけど)さんが、負傷しながらも生き残り「政府軍に爆撃されと」と証言がされました。

劇中で「衛星電話は探知されるから危ない!」というセリフがありましたが、それを承知で衛星電話で(劇中ではネット回線でしたが)中継レポートをした後にピンポイントでメディアセンターのあった建物を攻撃しています。
「外」に出されてはマズイ情報だったという事なんでしょう。

見終わったあと、なんとも言えない気持ちになりました。

結局、なんで戦争をするのか。
という所。まぁ利益ですよね。
日本だって領土争いを散々してきて、それだって自分の領地を増やして利益を増やそうって事からきてるやろうし。

現在の戦争…こうした内戦が終わらないのは、後ろについてる国があるから、じゃないかなと思うんです。
利益のために。

ロシア軍、シリア砂漠地帯で空爆 ISの21人死亡 - トピックス|Infoseekニュース

こんな現実がある。と知っても、何も出来ないし、何かをできるような徳も器も私にはありません。

ひたすら無力である事を痛感させられました。
でも知る事ができて良かったと思います。

今は何も出来ないし、出来ないまま終わるかもしれないけれど、私の「根っこ」に置いておきます。

f:id:miyabi-16:20210222082938j:plain

ブログ内の画像の無断転載はご遠慮ください。©miyabi