みやびんの日常

日常のどうでもいい話をぶつぶつ言います。たまに、胡散臭い話もします。

グラウンディング

少しでも精神世界やスピに足を突っ込んだ人なら、聞いた事があるだろう「グラウンディング」について。

よく瞑想する時は…

・それでは最初にグラウンディングをします。
お尻から根っこを生やすイメージで、その根っこを地球の中心までおろしましょう。

というフレーズが出てくるけれども、ここでヘタに想像力が豊かだと…

(今いるの二階やけど…一階を通り抜けてかなあかんのやろか…)とか
(寝っ転がってるんやけど…カクンと90度に根っこを曲げてしまってええんやろか)

なんて想像してしまう。

瞑想に限らず、エネルギーというか「気」が上にあがりすぎてしまう人は、普段から意識しておかねばならないグラウンディング

とある人に

「歩く時に足の裏を意識して歩くだけでもいいのよ」

と言われた事もあった。

なるほど。と思ったけど、忘れてまうがな。

この前、鎮痛剤を飲んでも効かないレベルの頭痛にみまわれた。
視神経と首のコリが原因やろうかと思われ、足つぼをカッサ(コリネットという商品)で、ゴリゴリマッサージしていたら、頭痛も治まったので

「足つぼ凄いね!」

という事をバイト先の鍼灸の先生に言ったら

「うん、頭に上がりすぎたエネルギーを下せるからね」

って事で、またまたなるほど。と思ったのであった。

では、足つぼを刺激するインソール…ええんちゃう?
(いぼいぼサンダルでもええけど、職場はサンダルは×の為)

と思って、ダイソーで買ってみた。

これがめっっちゃ痛い。

もう強制的に足裏に意識がいく。痛すぎて。

立ったり座ったりする仕事だけど、装着5時間が限界の痛さ。

更には、足裏の痛みに意識が集中するあまり、肩こりも腰痛も気にならない。

強制グラウンディングマシーンが108円というお手軽さで手に入るのでオススメです。
※インソールだと土踏まず部分がフラットになっていて当たらない為、ティッシュを詰めて、土踏まずも盛り上げてます。

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KOTOKO - CategorizeLIVE『Melodic Zoo』~robotic lizard~ 会場&ライブレポ

5/8 KOTOKO - Categorize LIVE『Melodic Zoo』~robotic lizard~

いってまいりましたー。

まずは会場レポ

梅田 AKASO

座席を設置して約300人収容。
オールスタンディングでキャパ700人のライブハウスです。

整理番号は400番台でしたが、開演ギリギリに入ったら・・何も見えない。
パーティションで。(多分PAブース?)
入口を入った真正面に仕切りがあったんですね。
これはいくらなんでも・・。と思ってバーカウンターの前あたりに陣取りました。

一応、飲み物を取りに来るお客さんの邪魔にならない場所には、配慮していたわけですが、陣取った場所にドリンクメニューがあったのに気付かずに、店員さんに
「そこ!メニューあるんで!!」シッシッと手でシッシされてしまいました(´・ω・`)
すんまそん(´・ω・`)

で・・・改めて前を見るも、ステージが・・何も見えない・・。
天井のライトしか見えない。

あれぇ?まぁ前にいるのは、ほとんど男性だし・・仕方ないか・・最後に入ったわけだし。
前でもみくちゃになる体力は既にないし。

ライブだから、音が聞こえればいいんだよね・・うん・・

と、思ったんだけど。

そういや今まで色んなライブハウスいったけど、アーティストさんが見えないライブハウス、初めてじゃね?
一番後ろでも、大体のライブハウスってステージ見えるよね?
何でココみえないの?

ああ!ステージが低いのか!とオモイマシタ。
座席で座る仕様のライブであれば余裕で見えるでしょうけど、オールスタンディングで後ろの方にいると、ぜーんぜん見えません!!

まぁ・・音が聞ければ・・・(2回目の言い聞かせ)

ちなみに当日は500人くらいで既にギッチリに近かったです。
700人満杯に入ってたら、一番後ろでも身動き取れないレベルかと思われます。

さて、気を取り直してライブレポ・・の前にKOTOKOちゃん紹介。

KOTOKOちゃん

私が知っているKOTOKOちゃんの楽曲は、メジャーデビュー後の2004年からです。
それまでは北海道で、音楽制作集団「I've」という所でアニメやゲームなどのボーカリストとして活躍していて、既にコアなファンwがたくさんいる可愛い女性ボーカリストです。

知っているのは、メジャーデビュー後だよ。とわざわざ書いたのは
「違うんだからね。エロゲーとかで知ったんじゃないからね(〃艸〃)」という布石である。

いや、機会があればやってみたいけど。えろげw
エロスは大事やでな、うん。

アニメの主題歌も数多く歌っていて、アニソンやデジタル系が好きな人で聞いた事ないなぁ?という方は是非チェックを!(回し者)

元々女性ボーカルが大好きなのですが、その圧倒的な歌唱力と好みのメロディーラインにハマってます。

ノリの良い曲が多いので、パソコン作業をする時は、YouTubeで作業用で検索してダダ流しして聞いています。

ライブレポ

※ネタバレを含みます。新潟に行かれる方はご注意ください。
 少し曲も書くので楽しみにしている人はみないでくださいね。

メジャーデビュー当時は、大阪でのライブはよくいかせて頂きました<(_ _)>
旦那もたまについてきていたのですが、今回帰ってきた私への第一声。

旦那「おかえりー。KOTOKOちゃんどうだった?MCうまくなってた?」

ええ、余裕すらある貫禄のMCっぷりだったよw
デビュー当時はたどたどしくて、それも初々しくて可愛かったけど(笑)

まずライブタイトル
CategorizeLIVE『Melodic Zoo』~robotic lizard~
カテゴライズライブ「メロディック ズー」~ロボティック リザード

を、噛んで3回言い直したけど、言えなかった(笑)
けど、そこには余裕すら感じさせる貫禄が!
さらに名言「斜め上を浮く」
MCで笑わせる事が出来るアーティストさんは、もはや一流なのだと思う(笑)
成長したKOTOKOちゃんに涙で曇って前が見えない。

さてワクワクとはじまる一曲目。

前奏が始まった瞬間に、頭を抱えて身悶える前の若者たち。

(好きな曲がかかったんだねーよかったねー)と思ってみていたんだけど、歌いだしたらわかったよ。
ここんとこ、ドハマリしすぎて歌詞も全部覚えてしまった。
↓(ちなみにライブではcoreじゃない方らしいです)
www.youtube.com

カラオケでも歌いまくってるよー!
きゃっほおおう!!!まさか1曲目とは!!
ここからラストまで、テンション(´∀`∩)↑age↑(´∀`∩)↑age↑のセットリストで、前奏がかかった瞬間の若者身悶えは、延々と続いてました(笑)
つか、よくわかるなー。
歌いだしたら、ほとんどの曲はわかったけど、イントロではわかんなかったよ(笑)

開場自体は、男性客がほとんどで、若い女の子もチラホラいました。
ソロのオバハンなど、私くらいであろう。

そして、相変わらず見えないKOTOKOちゃん。
いや、ライブなんだから音が聞ければい・・・・・

いや!やっぱせっかくなんだから可愛いKOTOKOちゃん見たいがな!!!!

と思ったら、隙間からちょろっと顔だけ見れた♪

でもエロトカゲ見れなかったよおおおう。見たかったよおおおおぅ!!
※暑いから上着脱いじゃう→脱いだ→「ウフフ♪エロトカゲ♥」

うわああああ!!!エロトカゲえええええ!!ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!

はい。
という事で、今回のカテゴリは「デジタル音」という事だったかな?って事で、バラードやしっとり曲はなくて、ずっとノリノリ曲でした。
途中MCを挟んで笑わせつつも、22曲を歌いきっていました。

いやー、改めて思ったけど(うまいなー)
声の伸びも凄いし。

ちなみに、お客さんはたぶん・・たぶんやで?いわゆるヲタさんと呼ばれる方達が多いのかと思いますが(笑)
別にライブでは、激しくヲタ芸をするとかは全くありません。
普通のライブ会場のノリですので、ノンヲタさんであっても、全然大丈夫です(笑)

ワカモノ達は、音楽に乗って体を動かして発散するのが楽しいんやろうなぁ。
スゴイみんな楽しそうだった(私も棒立ちだったけど、凄い楽しかったw)
でも乗りすぎた前にいた若者が、若干ヘドバン気味になった時に、頭突きされないかと少しハラハラいたしました(笑)

オールスタンディングは年齢的にとても厳しい感じになってまいりましたが(==)
また大阪にきたら参戦させて頂きます!

今後も活躍の舞台が広がりますように☆
祈って待ってます♪

KOTOKOちゃん、スタッフ&関係者の皆様。
素敵なライブを
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GACKT LAST VISUALIVE~最期ノ月-LAST MOON- ライブ&会場レポ

4/7 神戸こくさいホール(立見席)
5/4 大阪国際会議場(2Fほぼ後ろの方)

で、GACKT LAST VISUALIVE~最期ノ月-LAST MOON-を堪能してまいりました。

先にホールの情報をば。

神戸こくさいホール

立見席の整理番号は43番でした。

神戸こくさいホールの立見席は、興行主によって人数がかわるようですが、今回は80人だったのかな?
他のアーティストさんですが、50番から2Fへとなった場合と、60番から2Fへいった場合とがあったようです。

今回のライブは
整理番号が1-40の人は、1F席の後ろ
整理番号が41- の人は、2F席の後ろでした。

私は2Fへ案内されました。

ライブがはじまった途端、総立ちになったのですが、全然みえねー!ってんで、桟敷席?端っこの手すりがある部分にあまり人がいなかったので、そこで観てました。
これ、1F席か、2Fの前の方だったら、かなり見えたかも。
しょぼいオペラグラスを持参してまいりましたが、ステージ中央に立っている時は、表情までわからないんだけど、ステージの前までくると、オペラグラスでご尊顔を拝謁賜りまして、まっこと至福の瞬間でござりました。

大阪国際会議場メインホール

ビルの5Fにあります。
エレベーターで5Fまで上がり、2F席の人、更に後ろの方の人は、延々とエスカレーターを上って、最寄りの扉までたどり着きます。
ステージまでの距離は、神戸と同じくらいでした。

今回のライブは、終演後、映画のようにスタッフロールが流れます。
私は、映画などでも、すべて英語で何が書いてあるのかわからなくても最後まで見るタイプです。
作成にかかわった人達に敬意を込めて。

だがしかしやな!
ここに来るまでにエスカレーターとエレベーターを乗り継いできたがな!
3000人近い人が殺到したら、エレベーター大渋滞は必須ちゃうか!という事を思った。
そして「国際会議場」であるのに、そこへ行くまでにエレベーターしかない=開演はバラバラ入るので、そんなに渋滞しないけど、終わった直後に大渋滞になるあの造りは| ゚Д゚| ノ イカガナモノカ
みたいなブログを読んでいたのを思いだし、速攻で出てしまいました。
渋滞には合わずにはすみました。
友達と行ってるなら、待ってる間もおしゃべりしてれば時間は気にならないけど、基本的にソロ行動なものでボッチでぽつーんとエレベーター待ってるのは、辛すぎる。

ライブレポ

※若干のネタバレがあります。まだ観てない方は、ご注意を。

ライブは4部制になっており

1部:義経秘伝の映像
   演奏
2部:義経秘伝の映像
   演奏
3部:神威学園のおちゃらけ映像
   演奏
   煽りあい
   MC
   演奏
4部:義経秘伝の映像
   演奏

みたいな感じだったかと(3部がウロですごめんなさい)
ライブ時間は神戸では3:30、大阪では4時間という大盤振る舞い。
MCたくさんしゃべってくれて、うれしいたのしいだったです。

※以下、MCネタバレなのでご注意ください

YOSHIKIさんと仲が良いそうですが、彼は小室さん率いるglobeにいた事があったそうです(知らなかった)
Y「今度globe(グローブ)やるんだー」
G「え?野球の?」
Y「うん、そう」
G「へぇ、そうなんだー」

という会話が繰り広げられ、スタッフに「何かYOSHIKI野球やるらしいよ?」などといっていて、何で野球なんだろうね?みたいな勘違いをながーい事していたというお話をされてました(笑)

そんで、MCをしているGACKTさんはね・・可愛い。
あれは、テレビだけみてると見れない顔ではないかと。

他のVISUALIVEは観た事ないんですが(WOWOWで放送していたやつは観たというか、何度も観ている)
基本的にノリノリライブであろうとロックであろうと、アーティストさんと「音」をじっっくり観て、聞いて、その世界にハマりこみたい私は、ノリません。
映画を観ている感覚に近い。
動く事によって、ハマった世界から現実に引き戻されちゃうのがイヤなので・・。
そんなアテクシにも自然とリズムをとったりさせてしまうGACKTさんは、凄いです。
ほとんどの曲、知らんかったけど。

あとね、声。
たまに「前日がライブだった」という状態でテレビに出てたりしますが、声がガラガラ。
普通に歌っている分には、あんなにならないと思うんだなぁ。
原因は、ファンとの煽りあいじゃないかと・・・あんな声の出し方したら潰れちゃうううう!と老婆心ながらハラハラしておりました。

で、これ↓をヘッドホンで聞いていたら・・・よーく聞くと声がかすれてます。
www.youtube.com

だがしかし。
ヘッドホンして聞くまで、かすれ具合なんて、全然わからなカッタヨー。

プロって凄いな!!!

GACKTさんライブは口パクはナイと思うけど(最後の曲は、音源と自分の声でかぶせてたのかな?という感じはしたけど)

完成度が本当に凄いです。
今どきは、販売する楽曲CDなどでは、いくらでも編集できてしまう世の中ですので、音痴であっても、上手に聞こえるように編集できちゃう。

ライブで、ほとんどCDと変わらないように歌える人。
しかも、たまに踊りながら。
いや42歳で凄い(笑)

カラオケで一度踊りながら歌ってみて下さい。息切れして死ねます。

CDではクリアな音だけど、ライブだとさっきのyoutubeのように微妙に声がかすれてるところが、また曲に深みをだしてキュンとしますよね。

やっぱり生ライブ楽しいス!
VISUALIVEは最後との事ですが、これからも別の形でのライブ、勝手に期待して待ってます!

GACKTさん、メンバーの皆様、スタッフ、関係者の皆様、素敵なステージをありがとうございました!

余談ですが、茶々丸さん・・だいぶ長い事、綺麗なお姉さんだと思ってました!
女性でギタリストって凄いな!と思ってました。
男性だとわかった時はぶっとびましたが、やっぱり今でも綺麗なお姉さんだと思っています(笑)

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4月総括

( ゚д゚)ハッ!

もう4月も終わりですね。1ページも更新しないで終わるところでした( ´ー`)フゥー...

誰も見ていなくても細々と、ぶつぶつ言っていこう。
このブログのコンセプトです(いま決めた)

以下が4月に起きたイベントです

GACKT-LAST VISUALIVE

4月7日に行ってきました。
この日は、起きて下を向いたら、めまいがしたような気がしました。
念のため、めまい止めの薬を飲んで参戦。

ライブは、とても素晴らしかったです。
終わった直後にローソンへ直行し、まだ余っていた5/4の追加公演のチケットをゲットしました。
2Fの一番後ろの方でした。
ライブ自体は、義経秘伝というGACKTさんの舞台がコンセプトになっています。
追加公演をおかわりしたのは、世界観がとても素敵!
映画を観ているように引き込まれたんですが、立ち見であったために、腰の痛みで現実に引き戻され、没頭できなかったからというのも理由のひとつです。

映像を流している間に座るところもない。それが立見席(その場にしゃがんだけど)
腰痛持ちには厳しいものでした。

めまい再発(3度目)

ライブから帰ってきて、ゴロゴロしていたら、本格的にグルグルめまいがやってきました。
めまい止めの薬を飲んで耐えていたけど、治まる気配なし。救急で病院へ。

さすがに3度目なので「耳鼻科へ行け」と言われて、翌日、耳鼻科へ。
おじいちゃん先生の町医者ですが、東洋医学にも精通しているらしく、漢方と西洋薬のめまい止めを処方され、しばらく通う日々が続きました。

ここで、めまいの原因を考えたり、調べてみたりしたんですが

1.耳石(じせき)由来によるもの
2.血管の詰まりや腫瘍由来によるもの
3.前頭神経という神経の炎症(風邪などウィルスによると言われているいけど、原因は不明)
4.首のコリなどによって神経や血管が圧迫されておきる由来
5.更年期
6.メニエール病(めまいと「耳鳴り」や「耳の詰まり感」「難聴」等が同時に現れてる事で診断されるらしい)

めまいの原因は、主にこんな感じみたいです。

症状などを照らし合わせて、よく考えてみると、1、2回目は、良性突発性頭位めまい症と言われ、そう思っていましたが

1.激しい回転性のめまい
2.激しくおう吐
3.時間が長い

だったので、多分、前庭神経炎だったんじゃないかなと思いました。

1、2回目とも、点滴で治まりその後に変な感じはしませんでしたが、今回は、めまい自体は、軽かったものの、クラクラ感は長かったです。

そして後頭部の鈍痛。

もうこれは、首のコリから来ているやろ・・と整体いったりしてました。
更年期もあるやろね。

耳鼻科の先生は「んー、温(ぬく)めれば治るんちゃうかなー」と言っていました。
私のお腹を触った時
「冷たいがな!しかし!!」と言ってしました。

師匠!?横山師匠!!??
大阪に来て初めて聞いたがな。「~がな!しかし」

このめまい以降、一気に鬱っぽくなり、秘儀「なにもしたくない」発動。
バイトに行くのと、最低限の家事と猫の世話以外しませんでした。
眠かった・・ひたすら眠かった・・。
ボチボチ復活してきたので書きに来ました。

こんな感じで、私の4月は終了。
病院代の圧迫が凄かった。

5月はライブ2本とバイト日数が増えるため(一人辞めるので)月1更新できたらいいな。って感じデス☆

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映画:おみおくりの作法

2013年 イギリス

ネタバレあらすじ

ロンドン地区の民生員として、孤独死した人の遺族を探し、「おみおくり」をするのが主人公のジョン・メイ(44歳)の仕事。
死人に口なし。すぐに火葬して家族探しなど、ブッチできるのに、彼は、遺族を探しできるだけ「葬儀」をできるように、全力を尽くす。
しかし、遺品から辿って、家族を探しだし、葬儀に出るように説得して歩いても、ほとんどの遺族は葬儀には参加せず、ジョンがひっそりと「おみおくり」をする事になる。

ジョンも家族はおらず、性格は真面目で几帳面。
家に帰れば、アイロンがけされた真っ白なテーブルクロスの上で摂るディナーは、毎日「ツナ缶とトーストとお茶」
そして、寝る前には、葬儀が終わった「案件」の人物の写真をアルバムに丁寧に貼っていく。

ある日、向かいの家の老人、ビリーが孤独死した。
目の前に住んでいた老人を手掛ける事になり、少なからずショックを受けているようだ。

調査を始めた所で、上司から
「お前は葬式が多すぎる。火葬でいいんだ。葬式は生きている人の為にやるものだ。経費がかかりすぎるからクビ」と言われ、若干の反論をするもムリだとわかると
「では、いま扱っている案件だけはやらせてください」と申し出て、ビリーが最後の案件となる事になった。

生前の彼を知っている人達と会うために、イギリス中を移動して会いにいき、話を聞くと、ビリーは生前は、とても破天荒であったらしい。
元彼女の証言では「いい時は優しいんだけど、機嫌が悪いと手がつけられない」という。
刑務所にも入っているような暴れん坊だった。

でも、みなそんな彼を憎んでいるわけではなく、しょーがないヤツだよHAHAHAみたいな感じで、憎めないタイプのキャラだったようだ。

刑務所では、つるしたベルトに歯だけでぶら下がり、驚異的な記録をつくったそうだ。福祉への寄付金の為に。(何秒で落ちるかとかで賭けでもしていたお金かと)

そしてとうとう、ビリーの娘にたどり着く。
ドッグシェルター(捨てられた犬の保護施設)で働く娘に、経緯を話すも、やはり葬式には出ないという。
ジョンは、決して無理強いはしない。わかった。といって娘の元を去った。

ほぼすべての調査を終え、何を思ったのか、彼は自費(多分)で、ビリーの為に御影石の墓碑を作り、自分が購入していた墓地を、彼に譲るという。
日当たりと見晴らしの良い、ジョンが気に入って確保していた、その場所を。

そんな時、ビリーの娘から連絡があり、会う事に。
「やはり葬儀には、出ようと思う」
喜ぶジョン。
そしてなんと「もしよかったら葬儀の後にお茶でもしませんか?」と、美しい娘さんからのお申し出が。

彼女を見送り、雑貨屋で犬の絵の入ったマグカップを二つ購入。
ちょっとウキウキした様子で、車道へ歩き出した、そこへ来たのは、赤いロンドンバスだった。

頭から血を流しながら地面に横たわるジョン。
その顔には、清々しくみえる微笑が浮かんでいた。

ビリーの葬式の日。
みんな葬式には来ないと言っていたのに、ジョンが声をかけた人達が全員きて、ビリーを見送っていた。

その後ろを、霊きゅう車で運ばれていくジョン。
何気なく、その車に目を向ける娘。

ジョンは、お墓をビリーに譲ってしまった為に、自分は墓碑銘もないただの草地にしか見えない共同墓地に埋められた。

そこへ、浮かび上がる人影。ひとり。またひとり。
どんどんと数が増えていき、ジョンのお墓を取り囲むほど、たくさんの人達。
ジョンがかつて、「おみおくり」をした人達だった。

感想

あらすじは、観てから日にちが経ってしまったのでウロですw
物語は淡々と進んでいきますが、不思議と飽きません。
クビを言い渡され、あらかたビリーの調査が終わり、事務所の整理をし終わった所で、ベルトを窓にかけようとする・・え!自殺!?と思ったら、ビリーの真似をして、歯でぶら下がってみようとしたり。
ほぼポーカーフェイスで無口なジョンが、そんなお茶目な事するんだ?というギャップでクスッとなるシーンです。

で、マグカップを買うシーンで、おお。やっと彼にも春が来るんだな、良かったな。
大丈夫だよね、イギリス映画だけど。
イギリス映画でも、さすがにハッピーエンドの映画はあるよね、大丈夫だよね、イギリス映画・・と思ったら、やっぱりひかれちゃったやんけ!!
そこまでハッピーエンド嫌いかー!イギリス映画ああああああ!!!
と、心の中で叫んだのですが、血を流して横たわっているシーンで、浮かべていた微笑。
私には、清々しく見えました。
「悔いはない」
そう思っているように、感じました。

ジョンの人生は、はたからみたら、とても地味。
恋人もおらず、日々をたんたんと生きるだけ。

それでも、彼は、その自分の人生を精一杯、生き切った。だから、悔いも思い残すこともない。
そんな風にみえた微笑でした。

もしかしたら、娘さんとこれからロマンス展開があったかもしれない。
でも、伴侶をみつけたからといって、それだけがハッピーエンドなんじゃないんだよな。

自分以外の他人(親、兄弟、恋人、伴侶)に寄って得られる幸せもあるだろうけど、誇り高く、自分の良心に沿って「自分を生き切る」というのも、幸せの形の一つで、最後に心から「悔いはない」
と、そう思える事が、一番のハッピーエンドなんじゃないだろうか。
と、気づかせてくれた名作でした。

それにしても、やはり一筋縄ではいかないな、イギリス映画w
ゾンビ映画なんて、全滅だったよ。全滅w
でも、最近、良作が多いので、イギリス映画の印象がちょっと変わりました。

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