2014年4月公開
バリっバリの戦争映画です。ネタバレ感想です。
あらすじ
この映画は、2005年6月27日にアフガニスタンで行われた「レッド・ウィング作戦」を基に描かれている。
アメリカの特殊部隊ネイビーシールズ開設以来の「最大の惨事」と言われている。
シールズの4人の精鋭をイラクの山に送り込み、タリバンの幹部を暗殺する作戦。
潜伏先の山の中で、羊飼いの青年たちと老人と鉢合わせした。
もしかしたらタリバンかもしれない。民間人かもしれない。
殺すか殺さないかで4人の意見は分かれたが、結局殺さずに解放する。
しかしというか、やはりその直後にタリバンの追手がかかり、撤退を余儀なくされるが。
4人対200人。
敗走しながらの激しい銃撃戦の後、運よく生き残ったのは、たった一人でした。
身体に何発も銃弾を受け、息も絶え絶えのところへ、一人の男性と子供が現れます。生き残った兵士は、敵だと警戒するが、大丈夫!助ける!と自宅へ連れて帰る。
それがタリバンにバレて村ごと襲撃されました。
村人も武装しており、必死に交戦します。
村人の中には、アメリカ兵をかくまうのに反対する人達も、当然いました。
でも、最初に連れてきた男性が「絶対に助ける」と彼を守ってくれていたのです。
村人が劣勢になってきた所で、アメリカ軍が到着し、難を逃れました。
犠牲者は、レッドウィング作戦を遂行していた3人と、彼らを救助する為にヘリに乗っていて、撃墜された16人。村人にも犠牲者は出ていたと思います。
その後、兵士を助けた村人と、その兵士は大親友になったそうです。
村人がなぜアメリカ兵を助けたか、ですが。
彼らは2000年以上守られてきた教え
「敵から逃げてきて、助けを求めてきた者は、命を懸けて守らなければいけない」
という「パシュトゥーンの掟」に従ったのだ。というテロップが最後にありました。
感想
戦闘シーンが壮絶です。戦争は・・やっぱりダメだよ・・。と思わずにはいられない。
「パシュトゥーンの掟」のテロップが出た時に、頭の中が「!」ってなりました。
タリバンもパシュトゥーンの掟を守った村人も、たぶん元は同じイスラム教(ググッたらイスラム法とは系統が違うと記載がありましたが、同じ宗教でもいろんな系統あるから、そのようなものかな?)で、片やイスラム教である為に殺され、殺そうとし、片や命を懸けて敵兵?を助ける。
ここでちょっと感動したんだけど、さっきググッたら、この掟のせいでアフガン戦争になったらしい(==;;;;;
エンドロールが始まると、この作戦で亡くなった兵士の写真が、年齢と共に映し出されます。
最年少は22歳のルーキー君でした。
他の兵士も、ほとんどが20代で「みんな若いのに・・・」
大泣きしました。
ラストのラスト
「彼ら(村人)は、今も山の奥でタリバンと戦っている」
ダメ。戦争はやっぱり絶対にダメ。内戦もダメ。ダメなもんはダメ。
もうやめようよー。ロボット同士でチェスするとか、ロボット相撲とかそんなんで決着つけたらええやん!
それか、ジャンケンでもええやん!
何であかんの!
そんなに領土拡張したいんかーー!自分に従わせたいんかー!
そんなに武器売りたいんかー!武器商人がーーーー!!!
あほーーーーーーっ。
と、思わず叫びたくなる映画でした。
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