みやびんの日常

日常のどうでもいい話をぶつぶつ言います。たまに、胡散臭い話もします。

コハク

2022/01/29 9時15分。
10歳の長女猫が仏様の所にいきました。

我が家の長女猫の名前は「コハク」といいます。
内弁慶のいばりんぼで、うちの猫は誰も彼女にかなわない(笑)

でも私には、そんな可愛い仕草する?!
ドキュ―(*゚д゚*)―ン。+゚
て毎回ヤラレっぱなしの可愛い可愛い私の姫様。

2年半前の7歳で片側の腎臓が機能していない腎不全になりました。
この二年半、2、3日おきに自宅で点滴してたんだけど、今月に入ってから食欲が落ちました。

ご飯を食べない場合は点滴をするのだけど、何のかんのと1週間ほど毎日点滴してました。

その間、カリカリ少しと普段は食べない、唯一食べられるウェット(にゃんにゃんカロリー)は少し食べれてました。

元気はまったくないわけではなく、吐くわけでもなく、何となく元気ない感じだけど病院つれてこうかな…でも、結果的に点滴しかできる事ないもんね。と思って1週間経った頃、食欲ふっかつして、良かった!と思ったのもつかの間。

翌日、盛大に餌を吐き、そこから水も飲まなくなったので、病院に連れていきました。
そしてあとから気づいたけど、吐いたのは餌だと思ったけど、あれは多分、おからの猫砂…。

コハクは子供の頃からご飯を「くさい」と感じるようで(腎臓病特有の症状?みたい)
ほんとうに偏食でした。
そう思うと、発症したのは7歳だけど、因子的には子供の頃からあったのかもですね。
腎臓ご飯にしてから、よく食べるようにはなったんだけど。
おからの猫砂は匂いがしないし、これまでもたまに食べてるの見た時は怒るので、普段は食べてなかったと思う。
この時はよっぽどお腹がすいてたんだね。
少し胃もムカムカするし、けどお腹すいたし、これなら食べれる!という感じだったのかと。
結構な量を吐いてました。
胃薬は飲ませたけど、とんぷくではなく、毎日飲ませるくらいにしないとダメだったんだなと後から思いました。

27日病院に行って検査したら驚きのクレアチニン12.8…BUNも128という高値。
即入院させました。

2年前に入院したときはクレアチニン6.9でした。(正常範囲の上限は2.2まで)
この時は4日間、静脈点滴して寛解してます。

下がったとしても前回より日数はかかりますって事だったけど、翌日、更に上がってました。

何となく これまでか…という予感はしてました。
自宅で看取る覚悟は決めていたので、退院させて、緩和に必要なケアの仕方を教わりました。

まず、毎日の点滴に入れる吐き気どめ。
まだ尿毒症ではないけど、なった時に必ずおこる「てんかん」のお薬の使い方。

2日間の入院で不思議がられたのは
「こんなに数値が高かったら、大体グッタリします。けどコハクちゃんは元気に見えるし、ご飯も食べますし…普通は食べないですよ」

そうなんです。病院で胃腸薬を点滴にいれたからか、液体のご飯だけど、たくさん食べてくれてました。
退院直前も、私がスプーンにすくって、あげたらパクパクたべてました(この時クレアチニン13.7)
意識もしっかりしてたし、ぐったりはしてなかった。

ただやっぱり変だなと思ったのは、入院初日はお見舞いに行ったら
ママだ!♡
と近寄ってきたけど、2日目は遠目からゴロゴロいうのみ。

家につれて帰ってきたら、いつもは一目散にキャリーから出るのに、しばらく様子を伺ったあと、恐る恐るでてきて、初めてくる家かのように、他人行儀な感じでした。
このとき既に脳内に何らかの変化があったのかもしれません。

それでも、コハクの大好きな「3階」(リビングは2階)に誘ったら喜んでついてきて。

3階の1部屋は空き部屋で、もう一部屋は旦那のトレーニングルームです。
彼女はここが好きで、真夏と冬以外は、ずっと3階で過ごしてました。

それにここは静かなので、これから音や光に敏感になる(てんかん発作のスイッチになりうる)コハクには丁度よいと思ったので、デロンギを出して、寝床を整えてカメラを設置して…とやってました。

設置したカメラをみたら、コハクが入ってるはずの布団がぺたんこ?で見に行ったら、奥の方で横になってて、舌を出したまま固まってました。

これは…てんかんの前駆症状?と慌てて、座薬を切って半分量(最大一個半までとの事)入れた所で、覚醒しシャーッと怒った(私のお尻になにするの!と怒ったのです)ので、ホッ。

座薬入れたし大丈夫かな?と、いつも二人で寝ている時の体制になって、なでなでしてたら、ご満悦だったコハクの顔が驚いた顔になり、その後、痙攣。

これが「てんかん」か!
全身痙攣して飛び跳ねるコハクを抑えながら大丈夫だよ!大丈夫だよ!と自分にも言い聞かせ。
初めて体験したけど、恐ろしい一瞬でした。

発作はすぐに終わったので、追加の座薬を投入…したら、先に入れた座薬が床に落ちてて、ちゃんと入ってなかった!
これが入ってたら発作起こらなかったかもしれないのに…。

そしてこの発作のあと、手足が動かなくなり、目も見えなくなりました。

わずか数時間で急変してしまいました。
顔つきとかも、急激に10歳は老け込んだかのよう。

今晩はずっと寝ずについてるつもりだったので、腕枕して横になってたら、失禁。

そか、もうそっちもコントロールできなくなってるのね。
と言うことで、ペットシーツを並べる。

長い夜が始まりました。
コハクはたまに、歩こうとします。
歩けないので、支えると少しあるけるのね。
でも目が見えてないから、どこに行くというわけでもなく、本人的にもどうしたいというのがあるわけではないと思うんだけど、そうやって動くときは、トイレなんだと気づきました。

でトイレに入れても、そこがトイレだとわかってない。
結果的に、昔、病院に連れて行くたびにチビリションしてた末娘に買ったオムツがあったはず!で装着してました。

けど、今のオムツは知らないけどこのオムツ、ダダ漏れします😅
ないよりマシかな。

それまで支えてたら歩けてたのが、頭も動かせなくなっていき、呼吸があらくなったり、ゆっくりになったり、舌が出たり、もう本当に近づいてるんだな…

そして仏様にずっとお祈りしてました。

どうか。もう苦しませないください。
早くお迎えに来てください。と。

若い子は長く苦しむとよく聞きます。
そんなの耐えられない。

もういいよコハク。
頑張らなくていいよ。
苦しくなったらすぐに身体から離れなさい。

大丈夫。怖くないよ。
身体も苦しくなくなるし、ご飯もたくさん食べれるようになるし、好きな所で好きなだけ遊んだら、仏様と一緒に素敵な場所でたくさん甘えさせてもらうんだよ。

ずっと言ってました。

そして朝になって、最後は呼吸が今までと違う感じになり、朝日の光が差し込んでいるのに瞳孔は開いて黒目がまっくろでした。

もういくんだね…。
旦那を呼んで二人で見守りました。

止まりそうなほど荒い呼吸を何度かして苦しそう。

いきなさい!もういいから、早く行きなさい!

その後、呼吸はゆっくりになって、とまりました。
心臓はまだ少し動いてましたが、それもゆっくりになって止まりました。

結果的に急変してから一晩。
これが何日か続いてたら、もうとても見てられなかったし、私の体も持ちませんでした。
本当に本当に上手な最後でした。

ありがとう。
出会ってくれてありがとう。
ママの子供になってくれてありがとう。
いつもそばにいてくれてありがとう。
超絶的に可愛い仕草で甘えてくれてありがとう。
一緒に寝てくれてありがとう。
毎日たくさん、なでなでさせてくれてありがとう。
抱っこさせてくれて、ちゅーさせてくれて(笑)ありがとう。
ちっくん(点滴)頑張ってくれて、やらせてくれてありがとう。
お前のことが可愛くて可愛くて。
愛しくて愛しくて。
世界で一番大切なママの宝物。
大好きだよ。
愛してるよ。
上手にいけてエラかったね。
コハクは本当に凄い猫だ。

本当に本当に大好きで大好きで。
一生愛してる。

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初お披露目。
世界一!可愛い私の愛娘です☺️

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